韓日関係について、書きたいことがあまりにも多い。オンライン講義が終わるや否や、市の公務員が訪ねてきてSNSなどに、私が「韓日関係の断絶、国交断絶」という意見を書いたことを読んで、それについての意見を聞いてきたのである。
ああそれか、それは半世紀も前の私の昔話のようであった。おそらく韓日関係の自史のようなものであった。
私は李承晩時代、その時は私が幼いからでもあるが、日本という存在をほとんど知らなかった。ただ「反共・反日」の標語が教室に掲げられていて日本を「倭」と呼んでも、日本人を蔑称で言っても日本を憎むことはなかった。むしろ、親からは日本人は正直で勤勉だというのをよく聞いた。
そのうちに朴正熙時代になる。「反日」というスローガンも消えた。日本との国交正常化に多くの国民が反対しても国交を結んだ。日本人が往来、私も日本留学をした。帰国して大学教員となった。
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