韓国映画『サムジンカンパニー1995』が9日公開される。高卒のジャヨン、ユナ、ボラムは、サムジン・カンパニーに勤務する有能な若手女子社員だ。だが、高卒ということで制服を強要され、任される仕事と言えば、インスタントコーヒーを作ることやたばこの買い出し、電話番など雑用ばかりだ。名前ですら呼んでもらえず、「ミス・○○」と呼ばれる。何としてもきちんと働きたい、会社に役立ちたい。そう願う彼女たちにチャンスがやってきた。TOEICテストで高得点を取れば代理に昇進できるという。彼女たちは夢を叶えるため、社内早朝英語クラスで学ぶ。
だが、この映画は、英語上達を目指す女性たちのストーリーではない。地方出張の際、偶然見つけた自社工場の廃水放流を目にしたジャヨン。ユナ、ボラムも加勢し、証拠を集め、犯人探しに奮闘する。剣を抜いた彼女たちはどんな目にあっても、戦いを諦めない。会社に、そして悪に立ち向かう。彼女たちには大志があり、良心があるのだ。
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