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2022/01/28

<随筆>◇#方言萌え①◇ 康 玲子さん

 ツイッターには「#方言萌え」というハッシュタグがあるそうだ。方言に魅力を感じ、いいなぁと思う声が集まっているのだろう。

 私も方言には懐かしさや温かさを感じる。私の地元は関西なので、もちろん関西弁を愛している。それだけでなく、さまざまな地域の方言をテレビなどで耳にする機会があると、それぞれに楽しいなと思うし、その言葉を介した濃密で親しい関係を想像してほっこりする。

 韓国語にも当然のこと、方言(サットゥリ)がある。私たち在日の者は、大部分が朝鮮半島南部の出身なので、周囲には南部の方言が残っていることになる。だから日頃よく聞く言葉、たとえばおばあさんを呼ぶときのハンメ、中綿キルティングの布団ニベ、民族楽器の太鼓チャングなどは、いざ辞書で確認しようとしても見つからないことがある。「だって、サットゥリなんだから」と笑われてしまう。それぞれ、ハルモニ、ヌビ、チャンゴというのが標準語らしい。


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