日本の劇団、こまつ座の『連鎖街のひとびと』が12月3日まで紀伊国屋サザンシアターで上演中だ。12月には山形、群馬に続き、来年の1月から2月までは中部や北陸でも観劇できる。

　知っての通り、1945年8月15日に一つの戦争が終わった。日本では終戦といい、韓国では光復（クァンボク）と呼ぶ。その時、日本には200万人に近い朝鮮人がいた。『連鎖街のひとびと』の背景となっている旧満州国・大連には推定155万人の日本人がいたそうだ。大連はソ連軍に占領され、ソ連軍は占領したすべてを自分のものとする「ナポレオンの後継者」らしく、財産も食べ物も衣服も土地も、時には命をも奪った。

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