先日、安聖民さんのパンソリを聴きに生野のコリアタウンを35年ぶりに訪れた。年々円熟味を増していて軽妙なアニリ(語り)が魅力である。第一部はウサギとスッポンの物語(水宮歌)。場所柄もあって観客は高齢の在日コリアンが多く会場はチョイムセ(掛け声)がタイミングよく飛び交い熱気にあふれていた。第二部の冒頭「平野川は臭かった 」と語り始めると、共感の笑いがどっときた。コリアタウンの成り立ちをテーマにした創作パンソリである。観客の多くはこの地の苦難の歴史を体験してきた人たちだ。
つづきは本紙へ
2024/03/01
先日、安聖民さんのパンソリを聴きに生野のコリアタウンを35年ぶりに訪れた。年々円熟味を増していて軽妙なアニリ(語り)が魅力である。第一部はウサギとスッポンの物語(水宮歌)。場所柄もあって観客は高齢の在日コリアンが多く会場はチョイムセ(掛け声)がタイミングよく飛び交い熱気にあふれていた。第二部の冒頭「平野川は臭かった 」と語り始めると、共感の笑いがどっときた。コリアタウンの成り立ちをテーマにした創作パンソリである。観客の多くはこの地の苦難の歴史を体験してきた人たちだ。
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