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2024/09/13

<随筆>◇韓国映画『ソウルの春』◇康 玲子さん

 映画『ソウルの春』を観た。前評判の通り、見ごたえのある内容だった。

 1979年10月26日、朴正熙大(パク・チョンヒ)大統領暗殺事件が起こった時、私は大学4回生だった。軍事独裁政権は民主化運動を高めることで打倒したいと願っていたが、権力内部の抗争によって突然の終幕が訪れたのだ。戸惑ったが、それを引き起こしたのも民主化闘争の成果だと考えた。その後の崔圭夏(チェ・ギュハ)政権は権力基盤が弱いとは聞いたが、それでも「ソウルの春」の到来を喜び、民主化が進んでほしい、きっとそうなると希望を持っていた。


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