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2005/02/11

<総合>韓国証券市場活況・株価、上半期に1000突破へ

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    物価が急上昇、市場関係者の表情もほころぶ

 証券市場が年初から活況を呈しており、株価も上昇軌道を描いている。旧正月前の7日には総合株価指数が950に迫り、5年ぶりに最高値をつけた。市場関係者の間では、上半期(1-6月月)中に1000を突破するとの見方が高まっている。特に、最大の悪材料だった国内消費が回復の兆しをみせており、為替問題など国内外与件に大きな変動が見られないことから3、4月に大台突破の可能性も出ている。

 7日の証券市場は、外国人の買い注文に支えられ、総合株価指数が先週末比15・64ポイント上昇し、949・19をつけた。これは2000年2月11日(953・22)以来の最高水準。コスダック市場も15・89ポイント高の481・40となった。この日の大幅な株高は、先週末の米国の株価急騰に加え、国際原油か化の下落、為替レート安定への期待感などによる。特に外国人投資家が1500億ウオンほど買い越し、株価上昇をリード。

 先週末ロンドンで開かれたG7(先進7カ国財務相・中央銀行)会議で、中国元に対してそれほど切り上げ圧力をかけなかったのが大きい。もし圧力が強まれば、元高に連動しウォン高を招き、株価への悪影響が懸念され、株価下落要因になった。

 それ以上に大きな要因は消費回復だ。内需不振が解消される可能性が強まっており、百貨店やスーパーなどの売り上げも増えている。事実、今年の旧正月は百貨店、南大門、東大門市場は買い物客でごったがえすなど売上が上昇した。ちなみに1月の消費者期待指数は4カ月ぶりに上昇した。

 投資家の間に景気が底を打ったとの見方が広がっており、証券市場周辺の流動性が持続的に改善されている。海外からの突発的な悪材料が飛び込んでこない限り、株価上昇は継続するもようで、1000突破は時間の問題となっている。証券会社関係者たちは次のように分析している。

 「今月中に960を超え、上半期中に1000を突破するだろう」「内需に対する不安感が消えつつあり、証券市場も本格的な上昇気流に乗っているので、1000突破は4月前後に可能ではないか」「市場ではすでに上半期1000突破のコンセンサスが形成されており、内需回復や企業実績改善いかんが数値で確認される2月下旬が一つの分岐点になる可能性が高い」

 1000突破時期はいつか――。景気動向とからみ、株価の行方が注目される。