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2007/08/03

<総合>18カ月連続で2ケタの伸び

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 産業資源部が1日発表した「7月の輸出入動向」によると、輸出は309億3000万㌦で、前年同月比20%増加し、18カ月連続で2ケタの伸びを維持した。月間の輸出伸び率は今年1月(20・8%)に次いで最も高い数値となった。輸入も同14・9%増の293億7000万㌦を記録し、貿易収支は15億6000万㌦の黒字となった。貿易収支の黒字達達成は52カ月連続で、輸出の好調が続いているが、下半期はウォン高、原油高など逆風の中で輸出の勢いが鈍ると予想されている。

 7月の輸出をリードしたのは自動車だ。労使紛争による輸出の停滞を招いた昨年7月の反動もあって、64・7%の高い増加率を示した。また、携帯電話など無線通信機器の増加率も昨年7月の3・6%から30・5%に急上昇した。これは、欧州向けWCDMA(広域コード分割多元接続方式)携帯電話の輸出が伸びたため。

 このほか、建設機械を含む一般機械(38・8%増)、鉄鋼(29・2%増)、半導体(24・2%増)などの主力品目も好調だった。その半面、絶好調だった船舶の輸出が、6月に過去最高を記録した影響で27・2%減と落ち込んだ。

 地域別の輸出増加率(7月20日現在)をみると、EU(欧州連合)が65・4%と大きく伸び、中国(30・4%)、米国(24・7%)なども好調だった。EU向けは、自動車(80・0%)、無線通信機器(50・5%)、鉄鋼(159・8%)、石油化学(96・9%)などが著しく伸びた。

 一方、輸入は、ウォン高と消費の回復によって消費財の輸入が増えた。昨年7月に14・0%だった輸入増加率は26・3%に大幅上昇。また、鉄鋼・金属(35・4%)、原油(3・4%)などの輸入が増え、原資材の輸入額が前年同月に比べ20・9%増加した。光学機器(73・7%)、電子部品(21・1%)などの輸入が増え、資本財も14・3%増加した。

 しかし、下半期の貿易環境が悪化するとみられ、輸出が鈍化する可能性が高い。産業資源部は、ウォン高の持続と中東の政情不安による原油の高騰、金融不安による米国の景気鈍化など、不安要因が多いと指摘。上半期に振るわなかった半導体や無線通信機器の輸出は回復するが、原油高などで輸入額が膨らみ、貿易収支は悪化すると分析している。