ポスコはが4四半期連続で営業利益1兆ウォンを突破した。特に、今年第2四半期(4―6月)の営業利益は前年同期比32・5%増の1兆2470億ウォンを記録、サムスン電子(9107億ウォン)を抜き、製造業で営業利益1位の企業となった。経営実績の校長により、07年の年間売上高を22兆7000億ウォンに、営業利益は4兆6000億ウォンに上方修正した。
ポスコの第2四半期売上高は5兆8150億ウォン(前年同期比24・4%増)で、サムスン電子の14兆6300億ウォンの40%にすぎないが、営業利益は同社を圧倒、3363億ウォンも多かった。ポスコが四半期別の営業利益でサムスン電子を上回ったのは、2004年第4四半期(10―12月)以来2度目。
ポスコがこのように堅実な経営実績を達成したのは、収益性の高い戦略製品の販売が拡大したうえ、原価低減努力が期待以上の成果を上げたことが大きい。
ポスコ関係者は、実績好調の要因について自動車鋼板および電気鋼板の販売量が前四半期に比べ、それぞれ11・1%、53・2%増加するなど、高付加価値製品の販売が拡大したためだと説明されている。自動車鋼板は、今後も好調が続けば、今年の全世界の年間生産量の10%にあたる600万tを供給すると予想している。
第2四半期の粗鋼生産量は、前四半期に比べ、3・5%増の781万7000㌧を記録、製品販売量も754万9000㌧に増えた。ポスコはまた、上半期だけで3691億ウォンの原価を節減した。当初4872億ウォンだった今年の原価低減目標額も6169億ウォンに上方修正した。
李東煕ポスコ副社長は16日の企業説明会で「今年5月に竣工したファイネックス設備の稼動率が目標値の95%を達成している」と説明した。また、インドの一貫製鉄所プロジェクトについて「年末までに国有地の敷地取得を完了し、来年上半期中に港湾、敷地造成工事に着工する計画」と付け加えた。
最近、急騰した株価については、「ポスコの予想株価収益率(PER)は13(現在は11・5)であり、依然として上昇余力がある」と話した。また今後の経営計画について「ステンレス価格安定のために下半期中に10万㌧を減産して造船会社に対する厚板供給を増やす方案を短期間で検討する」と明らかにした。