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2013/11/29

<総合>10大核心素材を集中開発

  • 10大核心素材を集中開発

 産業通商資源部は25日、2020年に素材・部品産業を世界4位に引き上げることを目標に掲げた「第3次素材・部品発展基本計画」を発表した。2018年までの5カ年計画で官民共同で推進する。今回の計画では特に、ナノカーボン複合素材など10大核心素材(WPM)を集中育成する。このため、官民で10兆ウォンを投入し、政府はこのうち4600億ウォンを担当する。

 計画で特に注目される核心素材は、ナノカーボン複合素材。車両用外装材などに使用する次世代先端素材だ。5年間に最も多い3兆8678億ウォンの民間資本投入を見込んでいる。

 この複合素材を金属やセラミックスに混ぜ込むことで強度が改善され、基板材料の使用量を減らすことができるため、軽量化につながる。今後、未来型自動車やロボット、IT(情報技術)分野に幅広く用いられる見通しだ。LG化学がこの事業の主管企業に選定されている。

 次いで多くの資金投入(1兆4812億ウォン)が見込まれているのが、輸送機器用の超軽量マグネシウム素材開発。主管企業のポスコで、中小企業16社が加わっている。ポスコはまた、親環境スマート表面処理鋼板にも取り組む。電磁気浮揚誘導加熱方式を利用した超高速薄膜コーティング鋼板を開発し、自動車・家電・建築用素材の耐久性と軽量化に貢献する計画だ。


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