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2013/09/20

<総合>現代製鉄・1200万㌧の一貫総合製鉄所が完成

  • 現代製鉄・1200万㌧の一貫総合製鉄所が完成

    第3高炉の火入れを行う鄭夢九会長

 現代自動車・起亜自動車グループの現代製鉄が、西海岸の忠清(チュンチョン)南道・唐津(タンジン)市で建設していた唐津製鉄所第3高炉が完成し、13日に火入れ式が行われた。第3高炉の年間粗鋼生産能力は400万㌧。これで、2006年から進めてきた一貫製鉄所建設事業が完了し、1~3号基合わせ、1200万㌧規模の自動車素材専門製鉄所が完成した。既存の電気炉を含めると粗鋼生産能力は2400万㌧になり、世界11位の鉄鋼メーカーに成長することになった。

 第3高炉は第1、2高炉と同じ仕様で、容積5250立方㍍、直径が最大17㍍、高さ110㍍の大きさ。生産が安定する来年から生産能力400万㌧のうち、半分は自動車用超高強度鋼板、残り半分は海洋プラント用超高強度厚板を作る予定だ。

 同社は06年に民間企業初の一貫総合製鉄所建設に乗り出し、第1、2高炉建設に6兆2300億ウォン、第3高炉に3兆7000億ウォンの総額9兆9000億ウォンを投入した。

 現代製鉄は、1200万㌧体制の一貫総合製鉄所完成で、製鉄から素材用鉄鋼材の加工まで一貫生産が可能になり、鉄筋、H形鋼など建設用鋼材はもとより、自動車用鋼板、造船用厚板など世界最高水準の製造力を誇るメーカーとなった。


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