政府は8日、鄭烘原(チョン・ホンウォン)・国務総理主宰の第1回国家科学技術審議会を開き、「第3次科学技術基本計画」を確定し、発表した。今年から2017年までの5年間に科学技術のR&D(研究開発)に92兆4000億ウォンを投資し、120の新技術を開発し、集中的に育成する。ソウルから釜山を1時間で結ぶ時速450㌔の超高速鉄道、韓国独自の宇宙ロケットの技術開発などが含まれる。鄭国務総理は「科学技術は低成長、雇用不足を克服する経済と社会の原動力だ」と強調した。
科学技術基本計画は、韓国の科学技術基本法第7条に基づき、5年ごとに関係部署の計画と施策を総合的に策定する科学技術分野の最上位の国家計画。今回は3回目の計画で、「創造的科学技術で切り開く希望の新時代」として科学技術発展のビジョンを盛り込んでいる。
今計画の大きな特徴は、R&Dを経済成長のみならず、生活の質向上、雇用の創出と緊密に連携させている点で、17年までに1人当たり国民所得を3万㌦に引き上げ、64万人分の雇用を創出することを目標にしている。
5年間のR&D予算は、李明博政権の68兆ウォンを24兆4000億ウォン上回る。国家戦略技術として①IT(情報技術)融合による新産業の創出②未来成長動力の拡充③清潔で便利な環境造成④健康長寿時代の具現⑤心配のない安全社会構築――の5分野で120の技術を発掘する計画だ。
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