世界最大のエネルギー分野の国際会議であり、「エネルギーオリンピック」とも呼ばれている第22回世界エネルギー総会が、大邱(テグ)市のEXCOで13日から5日間開かれた。総会には過去最多となる110カ国・地域から6000人の関係者が参加した。朴槿惠大統領は16日の特別演説で「東北アジアにおけるエネルギー・インフラ連結などの協力」を訴えるとともに、「今後、エネルギー産業を創造経済のけん引役に発展させ、創造型エネルギー経済に転換させる経験とノウハウを国際社会と共有していく」と強調した。
世界エネルギー総会はエネルギー分野で規模が最も大きく、影響力も最も大きい。1924年にロンドンで発足、3年に1回開催しており、アジアではインド、東京に次いで3回目の開催となる。大邱は、東海岸のエネルギーベルトの中央に位置しており、海外のエネルギーリーダーに、韓国のエネルギー力をPRする機会にもなった。
今総会のテーマは「明日のエネルギー安全保障」。エネルギー業界の変革、エネルギー工業戦略と政策の展開などをめぐって討議し、解決の方法を探った。
大邱総会の組織委員長を務めている趙煥益(チョ・ファニク)・韓国電力社長は「世界エネルギーの需要は2050年までに2倍に増えるが、二酸化炭素排出量は50%に下げなければならない。これに加え、まだ電気を使用していない12億人に対する支援策に至るまで、エネルギー三重苦を解決しなければならない」と強調した。
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