韓国の貿易が3年連続1兆ドルを突破した。輸出額は過去最高の5600億ドル、貿易収支黒字も過去最高の430億ドルを記録し、「貿易トリプルクラウン」を達成する見通しだ。ソウルの総合展示場COEXで開かれた50回目の「貿易の日」記念式は、このような3大記録を祝う式典になった。朴槿惠大統領は「これに安住せず、2020年に世界貿易上位5位、貿易2兆㌦の達成を目標に『第2の貿易立国』に向け進んで行きたい」と強調した。
朴大統領は、第2の貿易立国のため、①新たな輸出産業の育成②中小・中堅企業の輸出力強化③トップセールスと自由貿易基盤の強化という3つの課題を提示した。
具体的には、製造業主体の貿易構造を脱却し、映画や音楽、ドラマ、ファッション、デザインなどのサービス産業、複合システム産業などを新たな輸出産業として育てるほか、地理的なメリットやFTA(自由貿易協定)を生かして中継・加工貿易を活性化させていくというものだ。
また、中小・中堅企業の輸出力強化のため、来年上半期(1~6月)までに海外34カ国にある韓国輸出支援機関の貿易情報を統合し、リアルタイムで企業に提供するほか、通関の迅速化・簡便化も進めると明らかにした。
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