最高時速350キロメートルで走るKTX(韓国高速鉄道)が、4月1日で開通10周年を迎えた。現在、ソウル―釜山間の京釜線など4路線で運行し、41の停車駅、総延長938キロメートルの大幹線に発展した。全国を1日交通圏に変え、経済的にも社会的にも、そして文化的にも国民生活に大きな影響を及ぼしてきた。
10年前の2004年4月1日午前5時30分、ソウル駅。釜山行きのKTX列車が徐々に動き始めた。国内で初めてKTXが運行した瞬間だ。ソウル~釜山間を2時間18分で結び、従来の特急セマウル号の4時間10分を大幅に短縮した。
10年11月には慶州(キョンジュ)を経由して釜山へ向かうKTX新ルートが開通。さらに、光州(クァンジュ)や木浦(モクポ)、全州(チョンジュ)や麗水(ヨス)、昌原(チャンウォン)や晋州(チンジュ)にも乗り入れるなど、KTX網はどんどん広がっている。
現在は①ソウル駅から大田(テジョン)~東大邱(トンテグ)~新慶州~蔚山(ウルサン)を経て釜山駅まで行く京釜線②ソウル駅から昌原~馬山(マサン)~を経て、晋州へ向かう慶全線③龍山(ヨンサン)駅から論山(ノンサン)を経て光州~木浦を結ぶ湖南線④龍山駅から全州~南原(ナムォン)~順天(スンチョン)を経て麗水を結ぶ全羅線の4路線で運行されている。湖南線の完全開通は来年初めの予定。
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