国会本会議は2日、375兆4000億ウォンの来年度予算案を可決した。政府案を6000億ウォン削減し、今年度予算費5・5%増となった。国会が次期予算案を憲法が定める法定期限内に処理するのは2002年以来、12年ぶり。福祉関連の拡充が目立った予算案だ。
予算案審議の過程で、与野党は政府案から3兆6000億ウォンを削減。その代わりに3兆ウォンを増額し、結果的に6000億ウォン減となった。
増額されたのは福祉関連(2000億ウォン)と社会間接資本(4000億ウォン)が最も多く、創造経済R&D(研究開発)、環境などが1000億ウォン増額された。逆に国防費(1000億ウォン)をはじめ4大河川整備事業、海外資源開発事業は大幅に減額された。今回は特に法定期限内に予算案が可決したが、これは「国会先進化法」と呼ばれる改正国会法の役割が大きい。今年初めて適用された国会法85条3項により、与野党が11月30日までに予算案審議を終えなければ、12月1日に政府案が国会本会議に自動付議される。そうなると過半数の158議席を持つ与党単独で通過させることができるため、野党も強行一辺倒でいくわけにいかなくなった。
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