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2014/01/01

<総合>日韓関係を再構築して共に経済成長を勝ち取ろう

  • 日韓関係を再構築して共に経済成長を勝ち取ろう①

    韓国経済の未来について白熱した論議が交わされた(中央が金時文・本紙編集局長)

  • 日韓関係を再構築して共に経済成長を勝ち取ろう②

    むこうやま・ひでひこ 1957年、東京生まれ。中央大学法学研究科博士後期課程中退、ニューヨーク大学修士。証券系経済研究所などを経て、2001年より(株)日本総合研究所勤務、現在調査部上席主任研究員。中央大学経済学部兼任講師。主な著書に「東アジア経済統合への途」など。

  • 日韓関係を再構築して共に経済成長を勝ち取ろう③

    キム・ミドク 1962年兵庫県生まれ。早稲田大学院国際経営学修士・国際関係学博士課程修了。三井物産戦略研究所、三井グループ韓国グローバル経営戦略研究委員会委員などを経て、現在は多摩大学経営情報学部および大学院経営情報学研究科教授。

  • 日韓関係を再構築して共に経済成長を勝ち取ろう④

    たかやす・ゆういち 1966年広島県生まれ。大東文化大学経済学部社会経済学科教授。90年一橋大学商学部卒、同年経済企画庁入庁、00年在大韓民国日本国大使館二等書記官、00~02年同一等書記官。内閣府男女共同参画局などを経て、07~10年筑波大学システム情報工学研究科准教授。2013年より教授。

  • 日韓関係を再構築して共に経済成長を勝ち取ろう⑤

    キム・ソンウォン 1973年韓国生まれ。延世大学社会福祉学科卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。東京大学社会科学研究所助教などを経て現在、東京経済大学経済学部・准教授。著書に『後発福祉国家論――比較のなかの韓国と東アジア』(東京大学出版会、2008年)。

 韓国は昨年2月にスタートした朴槿惠新政権のもとで、経済活性化、雇用創出に取り組んできた。また新たな政策として「創造経済」を打ち出し、福祉の充実を訴えてきた。経済社会の質的重視を追求したもので、その成果が問われている。一方、世界はグローバル時代を迎え、国際競争が日増しに激化しており、多国間協力が緊要となっている。また日本との経済関係はやや低迷が続いており、韓日FTA交渉も頓挫したままで、韓日経済協力の在り方も問われている。こういった新たな局面のもと、韓国経済は今後どのような方向に進むべきなのか、「グローバル時代を迎えた韓国経済の進路」のタイトルで、4人の識者に語り合ってもらった。

 司会 韓国はサムスンなどの一部大企業が世界的に注目を浴びているが、韓国経済全体の成長はやや停滞している。国内の経済格差も大きな課題だ。貿易や投資も伸び悩んでいる。

 そういう中で韓日の政治的関係も、歴史問題や領土問題など良くない。韓日FTA交渉も進展していない。韓日経済協力の在り方、グローバル化の中の韓国経済について、また福祉問題が昨年の大統領選で争点の一つになったが、財源が追い付いていない現状がある。福祉国家論についても論議したい。まず各自の自己紹介をお願いしたい。


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