来年1月1日から韓国のコメ市場が全面開放される。政府が対外経済長官会議で正式決定した。李桐弼・農林畜産食品部長官は18日の記者会見で「コメ産業の未来のため、関税化は不可避で、かつ最善との結論を出した」と説明し、理解を求めた。国内農家保護のため、開放初期には300~500%の関税率をかける方針のもと、WTO(世界貿易機関)会員国と交渉する予定だ。
政府は、9月末までに希望する関税率をWTOに通報することにしている。現在、韓国のコメ価格は1㌔=2189ウォンで、米国米より2・8倍、中国米より2・1倍高い。関税率300%であれば、韓国米が優位に立てるが、農業団体は400%以上の高率関税を要求している。
WTOは、韓国政府が提示し関税率を加盟国の検証にかけた上で最終的に決定する。
農業団体はまた、コメ市場の開放後、FTA(自由貿易協定)などでのコメ関税率引き下げや撤廃を心配している。
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