SKグループが主導する「大田(テジョン)創造経済革新センター」が大田市儒城(ユソン)区のKAIST(韓国科学技術院)内にオープンした。先月のサムスングループによる大邱(テグ)地域での創造経済革新センター開所に次ぐ第2弾だ。今後他の15市・道でも同様のセンターが開設される。今回の大田地域でのセンターの役割は、SKの優れたICT(情報通信技術)とKAIST、大徳(テドク)研究団地の各研究機関、忠南大学校など地域大学を結びつけて、「韓国版シリコンバレー」に発展させるのが目標だ。
朴槿惠大統領は10日の開所式に出席、「大田の秀でた研究開発力に比べ、創業と技術活動は相対的に不振だ」とし、「大田創造経済革新センターは、成功インキュベーターとなり、創業企業のアイデアが製品につながり、成功神話となるように手助けすることにある」と強調した。また、「ICT、半導体、エネルギーなどで世界最高水準の技術力をもつSKがパートナーとして支援するだろう」を述べた。
開所式では、SKとKAIST、各研究機関、ベンチャー企業など45機関と企業が研究開発、創業投資・融資などに関連したMOU(了解覚書)を締結した。
SKグループは早くから大田に注目してきた。大田は大徳研究団地と大田産業団地に1600の企業と機関、14の政府外郭団体、KAISTと忠南大をはじめとする19大学が布陣し、人的資源が豊富なのが魅力的だ。
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