朴槿惠大統領と中国の習近平国家主席は2日、北京の人民大会堂で首脳会談を行い、3年以上途絶えている韓日中3カ国の首脳会談を「10月末から11月初めを含むそれぞれが都合の良い時期」に韓国で開催することに合意した。これに日本側も歓迎しており、開催が確実となった。これにより、韓日首脳会談も実現する可能性が高まった。朴大統領はまた、首脳会談後に行われた李克強首相との会談では経済問題を中心に協議し、韓中FTA(自由貿易協定)の早期発効で一致した。
朴大統領の中国訪問は大統領就任後3回目で、習主席との首脳会談は今回が6回目だ。両首脳は20分の予定時間をオーバーして34分間会談し、その後1時間ほど昼食会を行った。計約1時間40分にわたり、韓半島や東北アジア情勢、両国関係などについて意見を交わした。青瓦台(大統領府)関係者は、「昼食会は向かい合って座ることが多いが、深みのある内密な意見交換のために並んで座った」と述べた。
朴大統領は会談の冒頭発言で、韓半島の緊張緩和について「中国が緊張の解消に向け、韓国と緊密に協力しながら建設的な役割を果たしたことに感謝する」と述べた。その上で、地域の平和のため韓中間の戦略的な協力と韓半島の統一が重要だと強調した。
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