政府は、不振の輸出活性化対策として、116兆ウォンを投入すると発表した。朴槿惠大統領が主宰する第8回貿易投資振興会議で報告された。また、M&A(合併・買収)促進などによるベンチャー・創業ブーム拡散、建て替え投資の活性化対策も出された。朴大統領は「今の経済危機は企業にとって死活の問題であるだけに、危機克服に役立つ可能な全ての方案を講じてほしい」と指示した。
尹相直(ユン・サンジク)・産業通商資源部長官の報告によると、116兆ウォンの内訳は①主力輸出商品の製造設備の新設や拡張・改善に91兆ウォン②貿易金融の支援に16兆2000億ウォン③スマート工場(製造施設に情報技術を組み合わせ、効率性を高めた工場)設立に8000億ウォン④輸出マーケティング活性化に1兆2000億ウォン⑤輸出有望品目の研究開発に6兆8000億ウォンを投入するというものだ。
産業資源部関係者は、「韓国の貿易規模が全体的に減っている。下半期(7~12月)の対外経済条件を考慮すれば、今後の見通しも不透明だ」とし、「中長期的に産業競争力を高める必要がある」と語った。実際、輸出入とも年初から減少が続き、輸出の減少幅は5%に達した。上半期(1~6月)の貿易総額は4913億㌦に落ち込み、この数年で初めて5000億㌦を割った。2011年から続いている年間1兆㌦突破も実現が厳しくなっている。
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