朴槿惠大統領の多国間首脳会議が15日からスタートし、最初のG20(20カ国・地域)首脳会議で急激な資金流出で流動性危機に陥る国に流動性を供給する国際金融セーフティーネットを提案した。APEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議では社会的弱者への支援、農村共同体の強化、域内の包括的成長に向けた共同努力を促し、「韓国は今後もAPEC内で先進国と途上国間の懸け橋の役割を担う」と力説。20日から開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議、東アジアサミット、韓国・ASEAN首脳会議に参加し、23日に帰国する予定だ。
朴大統領は、トルコのアンタルヤで15日から2日間開かれたG20首脳会議でまず労働・金融など韓国が進めている4大構造改革や創造経済について説明。次いで「先進国がそれぞれ異なる方向の通貨政策を展開し、国際金融市場の変動性が大きくなっている。先進国の通貨政策の正常化は世界経済に及ぼす影響まで考慮し慎重で緩やかに調整されなければならない」とし、「国際金融市場の不安に備え、通貨スワップの拡大や地域金融セーフティーネットのような、より丈夫で信頼できる国際金融セーフティーネットが必要だ」と強調した。
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