韓国と中国が1日、FTA(自由貿易協定)に正式署名した。2012年5月の交渉開始から3年、中国とのFTA締結でGDP(国内総生産)12兆㌦の巨大市場が誕生する。政府は年内発効をめざし、韓中FTA批准同意案を国会に提出する。韓国としては最大の貿易相手国とのFTA、中国にとっても世界10大経済国との最初のFTAという点で、東アジア経済統合への一歩となりそうだ。
尹相直(ユン・サンジク)・産業通商資源部長官と高虎城・商務相は、ソウル市内で商品、サービス、投資、金融、通信など両国の経済全般を包括する計22分野にわたる韓中FTAに署名、交換した。
FTAが発効すれば、中国は全体品目数の91%にあたる7428品目、韓国は92%の1万1272品目の関税を20年以内に撤廃する。輸入額基準で中国が85%、韓国は91%を占める規模だ。
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