韓国銀行は16日、月例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年1・50%で据え置くことを決めた。景気浮揚のため利下げ論が出ていただけに、注目すべき決定だ。李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は「対外条件の不確実性が高い状況では、政策金利の調整を慎重にする必要がある」と説明した。金融市場の安定を優先する韓銀の慎重姿勢が目立った。
今回の金利凍結決定は、全員一致とはならなかった。金融通貨委員7人のうち1人が「内需浮揚のため金利を引き下げなければならない」と主張した。
確かに、輸出低迷が続き、年初から消費の冷え込みに対する懸念が出るほど国内景気は振るわないが、だが、浮揚策として利下げに踏み切るには国内外の金融市場が不安定であるため、金融市場の安定を優先すると判断した。
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