政府は2020年までに電気自動車(EV)100万台普及を目標にして、各種支援策を講じているが、ユーザーの購買意欲は盛り上がっていない。充電インフラが不足しているためだ。その打開策として韓国電力が全国の電柱に充電器を設置する計画を進めている。韓電が管理する全国約900万本の電柱のうち駐車場スペースが近くにある3万本が当面の設置対象だ。
韓電の釜山蔚山(プサンウルサン)地域本部は20日、電柱を活用したEV充電設備である「配電・電柱一体型の電気自動車充電器」を開発していると発表した。
この設備は、EVにつなぐ充電器、電流量を制御する電圧制御電流源、電柱変圧器につなげ適正電流負荷量を測定する測定器、LED照明を備えた充電所案内表示などからなる。
充電時間は5~6時間、1~2時間、15~30分の3段階。料金の支払いはカード決済で従来のEV充電所と同じだ。設置費用は100万~200万㌆で、装備費用は従来と同じ300万㌆。電柱を活用するので用地を購入する必要はない。
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