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2016/10/21

<総合>現代自動車、中国に最先端の第4工場完成

  • 現代自動車、中国に最先端の第4工場完成

    年間30万台の新工場竣工式に出席した現代自動車と中国の関係者ら(右から4人目が鄭夢九会長)

 現代自動車は、河北省滄州市で中国内で4番目の自動車工場を完成した。年間生産能力は30万台。北京にある3つの工場を含め年産151万台体制となり、中国での生産能力は日産を抜いて3位に浮上した。滄州工場では中国戦略小型車「ベルナ」やSUV(スポーツ用多目的車)などを投入し、市場確保に乗り出す。また、新工場完成を契機に、エコカーラインアップを補強するとともに販売網を強化し、系列の起亜自動車を含めて中国市場でのシェア10%奪還をめざす。

 現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は、滄州工場で18日行われた竣工工式で「滄州工場の稼働で現代自動車グループは中国で計8カ所の完成車工場を通じ年間240万台の生産能力を備えることになった。新工場は最先端のスマート工場で、世界で初めて生産される新型ベルナを含め、中国の消費者に高品質の新車を提供していく」とし、「新工場の完工は現代の中国合弁会社、北京現代の新たな飛躍につながる」と強調した。

 滄州工場は、北京から南に約200㌔㍍にあり、中国が進める大首都圏構想内に位置する。泥土の大草原だったが、現代自動車は2兆㌆を投入して昨年4月に着工し、わずか1年半の短期間で完工した。工場用地は192万平方㍍に及び、プレス、車体、塗装、艤装工場などの生産設備とエンジン工場、走行試験所などからなる。


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