韓国とイランの経済協力が本格的に動き出した。周亨煥(チュ・ヒョンファン)・産業通商資源部長官ら政府代表と300人を超す韓国企業人がテヘランを訪れ、具体的な協力策を詰めた。2006年に中断されて以降10年ぶりに開かれた第11回韓国・イラン経済共同委員会で、金融や貿易・投資、エネルギーなど6分野の協力拡大で一致。ビジネスフォーラムではポスコによるイランの製鉄企業への技術支援など3件の民間企業の協力案件がまとまった。

　経済共同委員会の韓国側の首席代表である周長官はイランのアリ・タイエブニア経済財政部長官、アッバース・アホウンディ道路都市開発部長官らと会談し、イランで進められている総額300億㌦にのぼる各種プロジェクトに韓国企業が参加できるように協力を求めた。

　特に、大宇造船海洋がイラン最大のタンカー船主であるＮＩＴＣから180億㌦規模の原油輸送船とＬＮＧ（液化天然ガス）運搬船を受注できるよう支援を要請した。韓国ガス公社が受注を推進しているイラン～オマーン間のパイプラインプロジェクトやホテル建設など各種建設事業についても協力を求めた。

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