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2016/04/08

<総合>メキシコと経済協力強化

  • メキシコと経済協力強化

    握手する朴槿惠大統領㊧とエリンケ・ペーニャ・ニエト大統領

 米国での核安保サミット参加を終え、メキシコを公式訪問した朴槿惠大統領は4日、エンリケ・ペーニャ・ニエト大統領と会談し、経済協力強化など両国間の関係を発展させることで一致した。特に中断状態だったFTA(自由貿易協定)交渉を8年ぶりに再開することに合意し、今後の進展が期待される。また、170億㌦規模のエネルギー事業をはじめ交通、水資源などメキシコの大規模インフラ事業への韓国企業の参加支援でも一致した。

 朴大統領は首脳会談後の共同会見で「FTA交渉開始のため、実務協議を開催することで合意したことは意義深い」と評価し、「メキシコは韓国にとって中南米地域で最大の貿易国だが、両国間の貿易・投資を拡大できる余地は依然大きい」と強調した。今回の訪問を契機に、貿易投資協力や交通インフラ協力など34件のMOU(了解覚書)を締結した。

 両国は2007年12月にFTA交渉を開始したが、メキシコの自動車・鉄鋼業界の反対で08年6月の第2回交渉を最後に長期中断状態にあった。


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