韓国銀行は19日、今年の経済成長率見通しを当初の3・0%から2・8%に下方修正した。中国経済の低迷など対外環境の悪化で輸出が振るわず、生産や消費、投資などの回復ペースが予想より芳しくないためだ。IMF(国際通貨基金)も1週間前に3・2%から2・7%に下方修正したばかりだが、国内の民間経済研究機関は当初から2%台を予想していた。政府は3%台の成長が可能と判断し、3・1%を見込んでいるが、修正が不可避な状況だ。2年連続で2%台の低成長が確実な景気下降局面の中でも、韓銀は今月も政策金利引き下げに動かなかった。
韓国の経済成長率は2012年が2・3%、13年は2・9%にとどまったが、14年は3・3%に上昇した。だが、昨年は再び2・6%に下がり、下降局面に入った。
韓銀は景気は多少回復するだろうと予測し、昨年10月末に今年の成長率見通しを3・2%とした。だが、輸出不振が続き今年1月に3・0%に引き下げ、今回再引き下げした。数カ月で2度も下方修正するほど、経済状況は厳しさを増している。
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