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2016/06/10

<総合>現代自動車、燃料電池車の大衆化を先導

  • 現代自動車、燃料電池車の大衆化を先導

    燃料電池で提携する現代自動車と仏エア・リキードの関係者

 現代自動車が次世代エコカーの燃料電池車の大衆化に本格的に取り組んでいる。その一環として、朴槿惠大統領のフランス訪問に合わせ、世界的な水素エネルギー企業である同国のエア・リキードと燃料電池車の提携を強化するMOU(了解覚書)を結んだ。同社との協力で水素ステーションを増やすなど充電インフラを整え、燃料電池車の普及を一気に進める考えだ。政府も粒子状物質の管理特別対策として、燃料電池車及び水素ステーションの普及拡大方針を明らかにしている。

 今回の提携内容は、①燃料電池自動車の市場活性化②クリーンエネルギーの水素活用度向上③水素充電所ビジネスモデル開発の推進などからなる。MOU締結式はフランス南方のグルノーブルにあるエア・リキードの技術研究所で行われ、現代自動車の鄭鎮行(チョン・ジネン)社長、李起相(イ・ギサン)・環境技術センター長とエア・リキードのブノワ・ポチエ会長らが出席した。

 朴大統領もポチエ会長の案内で燃料電池車に直接、水素ガスを充電。「現代自動車とエア・リキードが力を合わせれば、燃料電池車を普及する上で大変な助けになるだろう」とし、「燃料電池車の商用化のため、法的・制度的規制を緩和する」と明らかにした。


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