韓国の半導体売上高が今年、初めて100兆㌆の大台を突破する見通しだ。半導体メモリーの好況を追い風に、サムスン電子とSKハイニックスの半導体業績が急上昇しているからだ。半導体好況は当分継続する見方が有力であり、投資も活発化している。サムスン電子は今年から5年間、年平均10兆㌆以上、SKハイニックスも今年9兆5000億㌆を投資する計画だ。
サムスン電子とSKハイニックスの半導体部門の売上高は、第1四半期(1~3月)と第2四半期(4~6月)の二期連続で過去最高を記録している。二期合計でサムスン電子が33兆2350億㌆、SKハイニックスは12兆9820億㌆を記録。両社合わせて46兆2170億㌆になる。
第3四半期(7~9月)以降も売り上げ増が確実だ。業界は当初、下半期(7~12月)から両社の出荷増により単価が下落に転じると予測していた。だが、米アップルが最近公開したスマートフォン(高機能携帯電話)の新製品「アイフォーンX」が予想を上回る売れ行きになるとの見通しが出始めており、メモリー半導体の需要増が好況期を延ばす可能性があるとされている。また、高付加価値の半導体を必要とするサーバーとクラウドでもメモリー需要が依然として強い。
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