政府は、黄教安(ファン・ギョアン)・大統領権限代行主宰で開いた第11回貿易投資振興会議で、慶尚南道巨済(コジェ)市と全羅南道高興(コフン)郡を結ぶ南海岸広域観光ルートの開発計画を発表した。483㌔㍍に及ぶ海岸観光道路をつくり、国内外の観光客に風光明媚な多島海の魅力を満喫してもらおうというものだ。造船業不況などで低迷している地域経済を観光産業で蘇らせ、韓国を代表する観光ブランドにする狙いもある。

　政府は今回の計画で既存道路を整備し、道路が整備されていない4カ所では橋を建設するなど、リアス式海岸の南海岸を「国家海岸道路」として本格的に開発することにしている。

　この海岸道路は「藍色のうねり道」（仮称）と命名し、外国人観光客にとっての格好のドライブコースをめざす。主要景観ポイントには展望台や カフェ、アート施設を設置する。ノルウェーの国立観光道路（2059㌔㍍）を模したもので、閑麗水道と複数の島々を結ぶクルーズや航空ツアーなどテーマ型観光コースもつくる計画だ。

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