ＬＧグループが今年、創立70周年を迎えた。設立当初は化粧クリームや歯磨き粉を作る小さな会社だったが、いまでは最先端の有機ＥＬテレビやスマートフォン（高機能携帯電話）、電気自動車用バッテリー、ディスプレーなどを製造する世界有数のグローバル企業に成長した。具本茂(グ・ボンム)会長は、創立70周年を迎える今年を再飛躍の1年にすると宣言。第4次産業革命の時代に備え、事業構造の高度化と経営システムの革新を通じて100年企業をめざす決意を表明した。

　ＬＧの母体となるラッキー化学工業（現ＬＧ化学）が釜山で設立したのは、1947年1月5日。創業初年の売上高は現在の紙幣価値で3億㌆だったが、現在は年間150兆㌆台へととてつもなく大きくなった。従業員数も20人から22万2000人へと1万倍以上に増えた。

　70年間に何度か会社名を変更し、ラッキー、ラッキー金星を経て、3代目の具本茂会長が就任した95年に現在のＬＧをグループの名称とした。翌年の3月27日、「正道経営」「世界最優良ＬＧ」をスローガンに、新ビジョンを宣布。この時からＬＧ公式創立記念日を3月27日に定めた。

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