各候補の立候補登録が終わり、17日から大統領選挙が公式にスタートした。過去最多の15人が立候補したが、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)・前代表と中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)・前代表の事実上の一騎打ちだ。低迷した経済の建て直しが最大のテーマで、雇用創出、格差解消でどの候補が支持を得るのか注目される。5月9日の投票日までの22日間、活発な政策論争が期待される。
文氏は選挙戦初日の17日午前、保守勢力の地盤である大邱(テグ)で世代間の対立を解消する「統合大統領」のイメージをアピールした。安氏は朝の出勤時間にソウル中心部の光化門広場で市民にあいさつした。その後、両候補とも全国各地で遊説に入っている。
今回の大統領選挙の最大のテーマである経済再建をめぐり、文、安両候補とも雇用創出、格差解消を訴えている。文氏は雇用委員会を構成し、雇用創出に最優先に取り組むと宣言した。安氏は中小・ベンチャー企業が中心になって第4次産業革命を実現させると訴えた。
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