昨年11月に増加勢に転じた輸出の回復基調が新年にも持続し、勢いが増している。産業通商資源部によると、1月の輸出は403億㌦を記録し、前年同月比11・2％増加した。2桁の伸びを記録したのは、2013年1月以降4年ぶりのことだ。だが、トランプ米大統領の保護主義政策の影響が懸念され、先行きは楽観できない。

　2桁の増加率を記録できたのは、昨年1月の輸出額が365億㌦と19・1％急減したことが大きい。実際、今年1月の輸出額は、過去4年間の1月の輸出額の平均値である432億㌦より少ない。

　1月の輸出を牽引したのは半導体で、前年同月比41・6％増の64億1200万㌦を記録し、過去最大の実績をあげた。石油製品は67・4％増え、石油化学も34・9％増の35億2000万㌦を輸出し、輸出増大に貢献した。

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