文在寅大統領が脱原発を宣言した。文大統領は19日、釜山市機張(キジャン)郡の韓国水力原子力古里(コリ)原子力本部で開かれた古里1号機永久停止宣言式で「準備中の新規原発の建設計画を全面白紙化し、原発の設計寿命を延長しない」と言明した。福島原発事故後、欧州でドイツ、ベルギー、スイスが原発全廃に舵を切り、アジアでは台湾に次ぐ脱原発宣言だ。今後、ＬＮＧ（液化天然ガス）や太陽光など再生エネルギーで代替する計画だ。だが、電気料金上昇が予想され、エネルギー政策大転換に伴う対策が急がれる。

　今回の脱原発宣言は、大統領選挙に沿ったもので、今後政府のエネルギー政策は環境に優しいクリーンエネルギー中心に進められることになる。

　文大統領はこの日の宣言式で「古里1号機の稼働停止は脱核に向かうスタートであり、安全な韓国に向かう大転換」と表明。「原発中心の発電政策を止め、『脱核時代』に進む」と明らかにした。

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