文在寅大統領は7日、国賓訪問したトランプ米大統領と青瓦台（大統領府）で首脳会談を行い、韓米ＦＴＡ（自由貿易協定）の見直しを迅速に進めることに合意した。懸案の北朝鮮問題では文大統領が会談後の共同記者会見で「圧力を強める一方で、平和的解決をめざすことでも一致した」と述べた。

　当初、韓国側はＦＴＡ見直しに反対の立場だった。だが、米国側がＦＴＡ破棄まで検討しているため譲歩。今回の首脳会談で「国内の手続きが終わり次第、速やかに交渉を進める」ことで一致した。

　文大統領は「自由で公正かつバランスの取れた貿易の恩恵を享受するため、韓米ＦＴＡの（見直し）関連協議を迅速に推進することにした」と説明した。首脳会談ではＦＴＡの破棄という言葉は一度も出なかった。

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