保護貿易の流れが強まる中、韓国の貿易額が過去最速で1兆㌦を超えた。産業通商資源部と関税庁によると、16日午後1時24分時点で今年の貿易額（速報値）が1兆㌦を超えた。1956年の貿易統計開始以来、最短期間での1兆㌦突破だ。年間貿易額が1兆㌦を超えたのは2年連続。輸出好調が続いており、今年の貿易額は過去最高額を記録する見通しだ。

　米中貿易摩擦や世界の金融市場の混乱など厳しい状況にもかかわらず、最速で1兆㌦を突破できたのは輸出が好調だったからだ。1～10月で輸出は5000億㌦を突破し、11月1～20日の316億㌦を加えると5369億㌦にのぼる。今年に入り、月間輸出は500億㌦を超えており、年間では初の6000億㌦突破が確実だ。

　産業通称資源部は「主要国の製造業の好況傾向や国際原油価格の上昇、輸出品目の高付加価値化と多角化、新興市場への輸出拡大などを背景に善戦した」と分析した。

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