サムスン電子は、第4次産業革命の中核技術とされるAI(人工知能)半導体の開発を本格化している。人の脳の神経を模倣した次世代半導体で、猛スピードで情報を処理するため、人間に近い速度で反応が可能だ。サムスン電子は昨年末、初めてAI機能を搭載したモバイルチップセット「エクシノス9」の量産を始めた。今年に入ってはソウル大学などと提携してAI半導体の研究開発に取り組んでいる。
AI半導体は、韓国半導体産業にとって新しいブルーオーシャンになる可能性がある。韓国は「半導体強国」と呼ばれるが、正確に言えばDRAM・NAND型フラッシュメモリーを中心にした「メモリー半導体強国」という表現が正しい。
AI半導体はシステム半導体に分類される。今後、用途が広がるAI半導体で競争力を確保すれば、相対的に技術力が弱いシステム半導体分野で新しい機会をつかめるということだ。
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