北朝鮮の金正恩国務委員長(34)と米国のトランプ大統領(72)が12日、シンガポールで首脳会談を開き、1950年の韓国戦争以来続いた両国間の敵対関係に終止符を打ち、韓半島の平和体制構築のために共に努力することで合意した。また両首脳は米国が北朝鮮の「体制を保証」し、北朝鮮は韓半島の「完全な非核化」に向けて努力することを約束した。トランプ大統領は会談後の記者会見で、朝米国交正常化の可能性に触れながら「近く、実際に終戦宣言があるだろう」と述べた。
両首脳は会談の合意内容を盛った4項目の共同声明を発表した。
4項目は①平和と繁栄に向け、新しい関係を樹立するために取り組む②韓半島に永続的で安定した平和の体制を構築するため努力する③板門店宣言を再確認し、北朝鮮は韓半島の完全な非核化に向けて取り組む④韓国戦争中の捕虜や行方不明者の遺骨を回収し返還するというもの。
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