文在寅大統領は10日、国賓訪問したインドネシアのジョコ・ウィドド大統領と青瓦台(大統領府)で首脳会談を行い、昨年の首脳会談で格上げした両国間の「特別戦略的パートナー関係」の充実化で一致した。その具体策として①インドネシアの鉄道建設②水力発電を含むインフラ開発③知能型交通網の構築④鉄鋼や石油化学など主要産業の協力強化で合意した。
世界4位の人口2億6000万人のインドネシアはASEAN(東南アジア諸国連合)の盟主的存在だ。ASEANやインド洋地域との経済協力強化をめざす文大統領の「新南方政策」にとって最も重要な協力国だ。文大統領は昨年11月、ASEAN国家の中で最初にインドネシアを国賓訪問し、両国関係を「特別な戦略的パートナーシップ」に引き上げた。
今回の首脳会談では、協力パートナーとして自動車や情報通信、農水産物など経済協力分野を広げるとともに、次世代戦闘機の共同開発や潜水艦の共同生産も進めることにした。韓国の企業連合は、ジャカルタの軽電鉄第1段階事業に参加。第2、第3段階事業の受注も進めており、今回の鉄道協力は大きな後押しになりそうだ。
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