世界的な造船不況の影響を受け、2014年1兆9232億㌆、15年1兆6763億㌆の巨額赤字を出した現代重工業が復活の兆しをみせている。年初から海外受注が増え、今年は目標の132億㌦を大幅に上回り、5年ぶりに最大の受注実績が見込まれる。
現代重工業は、年初に欧州の船主からLNG(液化天然ガス)船2隻を受注したのを皮切りに、LPG(液化石油ガス)船2隻、大型オイルタンカー2隻、大型ガス運搬船2隻と相次いで受注に成功。1月の受注実績は15隻(約10億㌦)に達した。
最近もノルウェーのKNOT社から高付加価値のシャトルタンカー(海上で生産した原油やガスを陸上に運ぶ船舶)2隻を2億1000万㌦で受注した。また、ベトナム国営のペトロベトナムの子会社から10億㌦規模のCPF(海洋生産処理設備)受注戦で優位に立っているという。
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