来年に関係樹立30周年を迎える韓国とASEAN(東南アジア諸国連合)との協力関係が今後一層強化される見通しだ。文在寅大統領は14日、シンガポールで開かれた第20回韓国・ASEAN首脳会議で、「来年、韓国・ASEAN特別首脳会議と第1回韓国・メコン首脳会議を開催したい。ASEANの首脳を韓国に招待する」と提唱。ASEAN首脳は歓迎の意向を示し、韓国開催に合意した。
文大統領の今回の提案は、会議で東南アジアなどとの経済協力強化をめざす「新南方政策」を加速させるためだ。特に注目すべきは、ASEAN加盟10カ国のうち、メコン川流域国(ラオス、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、タイ)が参加する韓国・メコン首脳会議の初開催。
韓国はメコン川流域開発にODA(政府開発援助)資金を提供しており、2011年からは韓国・メコン外相会議を開催。包括的な協力策を盛り込んだ宣言も採択している。また、韓国企業の進出も水力発電所の建設やインフラ開発、資源開発など多角化している。
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