文在寅政権の第2期経済チームがスタートした。新経済副総理兼企画財政部長官に10日就任した洪楠基(ホン・ナムギ)氏は、所得主導成長、革新成長などの基本政策を引き続き推進すると表明する一方、急上昇した最低賃金の引き上げ率を多少抑えるなど補完措置を講じる考えも明らかにした。雇用減と所得格差拡大の中、経済成長率が2%台に低下する厳しい状況をどう打開するのか、新経済チームの司令塔にかかる責任はかつてなく重大だ。
文在寅大統領は10日、経済副総理任命に際し、「企業の活力が落ち、投資の意欲が落ちているという指摘がある。現場の声を直接聞き、企業の投資上の問題は何か、その解決策はどこにあるのか、方法を探すことに特に努力してほしい」と注文した。
洪経済副総理は、投資意欲を引き出すための特別指示を受け、「自営業者、大企業、労働団体と毎週日程を決めて声を聞き、現場と緊密に意思疎通していく」と答えた。
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