韓国とベトナムの経済関係が深まりを見せている。両国間貿易は年間700億㌦を超え、来年には米国を抜き、韓国にとって第2の輸出市場に浮上する見通しだ。韓国企業のベトナム進出も年々増え、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)の調査によると、2017年の段階で5000社以上が進出している。ベトナムの人口は9300万人にのぼり、生産拠点だけでなく消費市場としても注目されている。
ベトナム進出の韓国企業は、携帯電話や各種家電製品を現地生産しているサムスン電子をはじめ、LG電子、ロッテ、現代自動車、ポスコなど有力企業がほぼ網羅されている。現地生産の拡大で雇用効果は大きく、サムスン電子だけで10万人以上を雇用している。
所得向上で消費市場が近年急拡大しており、サムスン電子やLG電子のテレビや冷蔵庫など家電製品が人気だ。中でもロッテグループは大手スーパーのロッテマートやロッテ百貨店、外食のロッテリア、ロッテホテルなどはホーチミンや首都ハノイを中心に多店舗展開している。
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