韓国・カタール首脳会談で、カタール政府がLNG(液化天然ガス)運搬船を60隻発注する計画が明らかになり、現代重工業など国内造船各社の受注の可能性が高まっている。韓国の造船業界はこれまで、カタールからLNG船をほぼ独占的に受注、建造してきたからだ。首脳会談でも韓国企業の受注に協力的だったという。
文在寅大統領とタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー首長は28日、青瓦台(大統領府)で首脳会談を行い、エネルギーの陸上交通インフラと新産業分野などで交流・協力を強化することで合意した。 1980年生まれで中東の次世代の若いリーダーであるタミーム首長は、積極的にエネルギー産業の投資に乗り出している。
タミーム首長は今回が5回目の訪韓であり、韓国にとって馴染みの国家首脳だ。タミーム首長と一緒に訪韓したサード・アルカービ・エネルギー産業相は、カタールは60隻のLNG船を発注する計画があると発表した。現在の船団を2倍以上に拡大する大規模な投資計画だという。
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