韓国総合展示会
日本で開かれる最大規模の韓国総合展示会が30日から5日間、東京で開かれる。「コリア・スーパー・エキスポ」と銘打っただけあって内容は多彩だ。産業から文化、観光、スポーツまで「いまの韓国がわかる」構成になっている。
この展示会は、98年の金大中大統領と小渕恵三首相の韓日首脳会談で決まったもので、2002年まで韓日双方で3回ずつ開かれる。その第1回目だ。両国が理解を深めるのが目的で、韓日が共催するサッカーのワールドカップ(W杯)を盛り上げようという狙いもある。
展示会の予算は7億円といわれる大規模なもので、それだけ展示内容は盛りだくさんだ。その中で、伝統芸能・歌謡公演や映画上映、遊び・食文化に触れる催しなどイベントが多いのが特徴だ。韓日芸能共演や入場者の体験型イベントも準備されている。例えば、どこまで辛い韓国料理を食べられるかを競う「韓国激辛王選手権」や、韓国のプロに日本のアマがネットゲームで挑戦する「コンピューター対決」など、楽しい企画が目白押しだ。そのほか、ファッションショーやロックコンサートなど、若者向けの展示・イベントにも力を入れている。
そのほか、シンポジウムやセミナーなどもあって、1日は回りきれないほどだ。
年間200万人を超える日本人が韓国を訪れるようになり、韓国を直に体験した人が増えている。今回の展示会は、そうした人たちにとって新しい韓国を発見する場になるだろうし、訪韓経験のない人には韓国を知る機会になるだろう。
2002年は「韓日交流年」に定められており、韓日間でさまざまな交流行事が計画されている。それだけに、今回の展示会は今後のイベントの試金石にもなろう。是非成果を上げたいものだ。(T)