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2005/07/29

<鳳仙花>◆韓国入りした在日北朝鮮代表◆

 韓国、北朝鮮、日本、中国の4カ国から男女代表チームが出場するサッカーの東アジア選手権が31日、ソウルで開催される。

 27日に北朝鮮の代表チームが韓国入りしたが、北朝鮮の男子国家代表チームが韓国入りしたのは、90年の南北統一サッカー以来、何と15年振りのことになる。

 最近の南北協調ムードの中で、韓国の人々が北朝鮮チームにどんな応援を見せるか、逆に北朝鮮チームが韓国の人々にどんな態度を示すか、試合結果よりもそちらに興味が行くほどだが、その北朝鮮代表チームの1人に、日本のJリーグ、サンフレッチェ広島でプレーしている在日3世の李漢宰選手が入っている。

 これまで在日サッカー選手で、韓国Kリーグ入りしたり、韓国代表に選抜された選手はいたが、北朝鮮代表の一員として韓国入りしたのは李選手が初めてではないだろうか。

 その李選手ともう1人、今回はけがで代表リストから外れた名古屋グランパスの安英学選手は、昨年から北代表チームに選抜され、プレーでの貢献はもちろん、国際試合の経験が少ない北朝鮮選手に、国際ルールの厳守とフェアプレーの精神を伝えてきた。