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2007/03/16

<鳳仙花>◆韓日交流の一翼担うプロ野球◆

 日本のプロ野球が来週から(パは24日、セは30日)開幕する。今年、日本で活躍が期待される話題の韓国人選手は李スンヨプとLGから中日に移籍した李炳圭(イ・ビョンギュ)。李承困聾世錣困斑里譴慎霓佑梁臻ぁ・修靴董△發Π貎佑陵獷蓮・攅颪鯊緝修垢襭崖簑納圓澄」

 ところで、日本と同様に韓国でも野球やサッカーなど、海外で活躍する自国選手の活躍がマスコミで連日取り上げられている。日本と大きく異なるのは、自宅でいつでも大リーグや日本のプロ野球中継が見られる家庭が多いことだ。韓国ではケーブルテレビの視聴料が非常に安く(月約730円)、普及率が高いからだ。

 今年も韓国のケーブル・衛星放送では、巨人軍主催の公式戦72試合が放送される予定だ。李炳圭の活躍次第では中日主催の試合も放送されるだろう。

 韓国に住む日本人で巨人ファンの知人は、以前はインターネットで結果を知る程度だったが、今ではお茶の間で巨人戦がリアルタイムで楽しめると大喜びしていた。

 このように日本のプロ野球が韓国でも手軽に楽しめるようになり、李スンヨプのみならず、日本人選手のファンも続々と増えている。今年初めには巨人の林、内海の両投手がソウルでサイン会を開き、ファンとの交流を深めることもあった。

 残念ながら日本では、韓国プロ野球をリアルタイムでは、まだ見ることはできない。しかし、昨年SKでは野手初の日本人選手として元オリックスの塩谷が活躍。結果的にはシーズン序盤の故障で戦線離脱してしまったが、今後、塩谷のように活動の場を韓国に求める日本人選手がもっと沢山出てきて活躍すると思う。日本のお茶の間で韓国プロ野球を観戦できる日も遠くないだろう。そうすれば双方向の野球中継が実現するわけだ。

 韓日とも大リーグに目がいきがちなのは仕方がないかもしれない。まず日本でプレーする2人の李選手がきっちりと活躍して韓日野球交流のけん引車になってほしい。(U)