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2016/04/22

<鳳仙花>◆韓国食生活に貢献した「味元の父」◆

 かつて韓国の各家庭の台所には、赤い神仙炉のマークが入った白い調味料が必ずあった。1956年の発売以来、「韓国調味料の代名詞」といわれてきた「味元」だ。その生みの親、林大洪(イム・デホン)・大象グループ創業会長が先ごろ亡くなった。享年96歳。対外活動を極度に嫌い、研究室で開発に専念する姿から「隠遁の経営者」といわれ、財界での存在感はなかったが、韓国の食生活や食品産業の発展に残した足跡は記念碑的なほど大きかった。


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